こんにちは。きねぶちです。
最近話題のネットサービス11つについて、ジャストシステムが大規模なアンケート調査をおこない、結果を公表しました。
それを見ると、非常に興味深いことが分かります。
SNSの利用状況に関する調査
アンケートについて
ジャストシステムは、話題のネットサービスについて「SNS/コミュニケーションアプリの利用状況に関する調査」というアンケートを実施し、その結果を5/14に発表しました。調査は4月24日から4月26日の3日間で、関東地方と近畿地方に在住の15歳から49歳の男女から1万4,120人から有効回答を得たというものです。
アンケートは、FacebookやTwitter、mixiといった有名どころから、InstagramやLinkedinといった中堅に加え、ColorやPathなどのマニアックなサービスまで非常に幅広く回答を用意したようです。
調査結果
その結果は、次のとおりです。Facebook、Twitter、mixiの知名度はさすがに圧倒的です。いずれのサービスも、80%以上の人が「知っている」と答えています。
認知度は次のようになります。
80.3% | |
83.8% | |
mixi | 81.3% |
それ以外のサービスの知名度は?
IT業界はFacebookによるInstagram買収で大騒ぎしました。その騒動でInstagramを知った、という人も実はいるような気がしてならないのですが、買収発表の直前にAndroid版Instagramがリリースされたこともあいまって、まあ表向きは「みんな知ってるあのInstagramが買収!」という論調でした。
ところが、実際にはInstagramを知っている人なんて10人に1人しかいません。
「知らない」または「ほとんど知らない」と答えた「不認知度」の方を数字にしてみると、こうなります。
89.5% | |
91.6% | |
Path | 95.7% |
95.3% |
これを見るとFacebook、Twitter、mixi以外のサービスは「ほぼ誰も知らない」ものであることが分かります。
世の99%の人はLinkedInもPathも使っていない
興味深いのはここからです。「利用している」と答えた人には利用頻度を問う追加の設問がありました。
その結果を、サマリーで次のような数字として示しています。
- Instagramを利用していると答えた人のうち「週に1度以上利用している」のは60.3%です。
- Pinterestを利用したことがある人のうち「週に1度以上利用している」のは48.7%。
- LINEをダウンロードして、継続して使っているのは77.4%。
この数字を見ると、「けっこうみんな使ってる」とか「アクティブなユーザが6割もいるのか」という印象を受けます。
しかし、上の表をもう一度よく見ると、Facebook、Twitter、mixi、それに(なぜか入っている)LINE以外の利用率は、すべて1%~3%です。
世の99%の人は、InstagramもLinkedInもPathもPinterestも、知りもしないし使ってなんかいないのです。
「使っている」と答えた1%のうちの6割ですから、アクティブなユーザは、つまりアンケート回答者全体から見ると0.6%です。
こういうのを見ると、ものはいいようと言いますか、数字のマジックというものだなあとつくづく思います。
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